葬儀の知識

2024.05.10

家族葬のお布施の相場はいくら?包み方や渡し方も解説

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#家族葬 #葬儀

こんにちは。前橋市・藤岡市の葬儀社 ベルセレモニー一級葬祭ディレクターの林啓嗣です。

 

葬儀で僧侶に渡すお布施。

金額が決まっているものではないのですが、だからといって「いくらですか?」と確認もしにくいものですよね。

 

そこで今回のコラムでは、家族葬でのお布施の相場について解説。

お布施の相場目安や内訳、お布施を渡すときに知っておきたいマナーなどをお伝えします。

まずはこちらのコラムで基礎知識をチェックしてくださいね。

御布施

 

葬儀で渡すお布施とは?

お布施とは、葬儀で僧侶に読経をしてもらったり、戒名を授けてもらったりしたことに対してお礼としてお渡しするお金のことです。

葬儀の際に、僧侶へ直接現金で手渡しします。

 

一般葬か家族葬かには関わらず、僧侶をお呼びして葬儀を行なった際に必ずお渡しします。

 

お布施は読経や戒名に対する対価(料金)や僧侶に対する報酬ではなく、あくまでお寺に対するお礼の気持ちでお渡しするものです。

そのため、明確な価格が決まっているものではありません。

 

 

家族葬のお布施の相場

「お布施の金額は明確に決まっていない」と言われても、「じゃあいくらお渡しすればいいのだろう?」と悩んでしまいますよね。

 

お布施はサービスに対する料金ではないので金額に決まりはありませんが、相場は20万以上といわれています。

 

「終活」に関するさまざまなサービスを提供する株式会社鎌倉新書が2022年に実施した【第5回お葬式に関する全国調査】によると、お布施の金額の全国平均は22.4万円でした。

株式会社鎌倉新書【第5回お葬式に関する全国調査】

 

お布施の金額は、地域や宗派、お寺との関係によっても相場が大きく異なります。

お布施の相場がわからなくて困っている場合は、お寺や葬儀会社に確認しても失礼にはあたりませんので、早めに相談してみましょう。

 

お布施の内訳

お布施の内訳は「読経料」と「戒名料」に分かれます。

 

読経料はお経を読んでいただいたことへのお礼、戒名料は戒名を授けていただいたことへのお礼です。

読経料の相場は1回の読経・僧侶1人につき3万~5万円といわれ、読経回数が多いほど、僧侶の人数が多いほど高額になります。

戒名料の相場は宗派や戒名の種類、文字数などによって5万~100万円と幅があり、戒名によっては100万円以上のケースもあります。

 

いずれにしても地域や宗派、お寺との関係や葬儀の内容によってお布施の相場は変わります。

お布施の金額を尋ねることは失礼にはあたりませんので、相場が不明で困っている方は遠慮せずにお寺や葬儀会社に相談してみてください。

 

なお、葬儀会社を通して葬儀を依頼した場合、葬儀プランの費用の中にお布施が含まれている場合もあります。

こちらも葬儀会社に確認しておきましょう。

 

 

家族葬のお布施の包み方と渡すタイミング

家族葬で僧侶へお布施を渡す際のマナーを確認しましょう。

お布施の用意の仕方や渡し方、渡すタイミングなどをご紹介します。

 

お布施の包み方

お布施は、僧侶への感謝を目に見える形で伝えやすいという点では新札を用意した方が良いという考え方もありますが、旧札・新札でもどちらでも問題ありません。

白い封筒に入れるか奉書紙で包んでおきます。

 

表には上部に縦書きで「お布施」、下部に喪主または施主の名前を書きます。

裏には左下に住所、名前、電話番号、金額を書きます。

 

金額の記載は旧漢数字を使い、「円」は「園也」と記載します。

毛筆や筆ペンで書くのがベターで、薄墨で書く必要はありません。

 

お布施の渡し方とタイミング

お布施は袱紗(ふくさ)に包んで持参し、僧侶の前で袱紗から取り出して畳んだ袱紗の上に乗せてお渡しするか、切手盆に乗せてお渡しします。

 

渡すタイミングに決まりはありませんが、僧侶が葬儀場に到着し、葬儀が始まる前に挨拶に行くタイミングでお渡しするのが良いでしょう。

「この度はどうぞよろしくお願いします」などの言葉を添えてお渡ししましょう。

 

もし渡しそびれてしまったら、葬儀のあとに渡したり後日お寺に届けたりしても問題ありません。

 

 

家族葬でお布施以外でお寺にお渡しする費用

葬儀の際には、お布施以外にもお寺にお渡しする費用として「御膳料」と「御車代」があります。

こちらも、一般葬・家族葬に関わらず発生します。

 

御膳料

御膳料とは、葬儀後の会食に僧侶が参加しない場合に、お食事代の代わりとしてお渡しする心付けです。

相場は5,000円~1万円程度といわれています。

 

僧侶が会食に参加した場合はお渡しする必要はありません。

 

御車代

僧侶が葬儀場まで来るための交通費としてお渡しする心付けです。

相場は5,000円~1万円程度といわれていますが、お寺と葬儀場の距離によっては上乗せする場合もあります。

 

お布施と御膳料、御車代は、それぞれ別の封筒に入れて用意するため、封筒は最大3つになります。

渡すタイミングはお布施と一緒でかまいません。

 

家族葬については下記コラムでもご紹介していますので、あわせてご覧ください。

家族葬とは?参列人数や流れ、メリット・デメリットを解説

 

 

家族葬のお布施の相場は20万円~。地域や宗派で異なるので事前に確認を

葬儀のお布施とは、葬儀の読経や戒名を授けてくれたことに対して、僧侶へお礼としてお渡しするお金です。

 

金額が決まっているわけではありませんが、20万円以上程度が相場といわれ、「全国平均22.4万円」というアンケート結果もあります。

地域や宗派、葬儀の内容や戒名の種類などによっても金額の幅が大きいものなので、不明な場合はお寺や葬儀会社に相談しましょう。

 

お布施は、一般葬でも家族葬でも同様にお渡しします。

葬儀会社の葬儀プラン料金に含まれているケースもありますので、支払い前に葬儀会社に確認しておきましょう。

 

お布施は白い封筒に入れるか奉書紙で包み、表書き・裏書きをして準備します。

袱紗に包んで持参し、葬儀前のタイミングで袱紗や切手盆に乗せてお渡ししましょう。

 

また、お布施以外にも御膳料や御車代をお渡しするケースもあります。

その場合は、お布施と別の封筒に準備し、同じタイミングでお渡ししましょう。

 

群馬県前橋市・藤岡市・高崎市・多野郡のお葬式・葬儀・家族葬ならベルセレモニーへ。

ご家族にとって、いつまでも心にしまっておける、宝物のような時間をご提案します。

まずはお気軽にお問い合わせください。

 

この記事を書いた人

専務取締役林 啓嗣

大切な方との別れは、悲しみと同時に、家族の絆を深める貴重な機会です。私たちは、ご遺族の想いに寄り添い、故人様との別れを心豊かに過ごせるよう、お手伝いさせていただきます。

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