葬儀の知識

2024.08.20

家族葬のマナーを徹底解説!ご遺族側と参列者側のマナーを知ろう

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#家族葬 #藤岡家族葬 #前橋家族葬

こんにちは。前橋市・藤岡市の葬儀社 ベルハースの林啓嗣です。

 

近年、増加傾向にある家族葬。

家族葬は家族と近い親族のみで行うことが多いですが、家族葬ならではのマナーについて気になっている方も多いのではないでしょうか。

 

そこで今回は、家族葬を執り行うご遺族側と参列者側のマナーについて解説します。

それぞれのマナーや注意点を確認しましょう。

家族葬とは

「家族葬」という言葉は近年ではとてもよく聞く言葉になってきましたね。

何となくイメージが湧くものの、しっかり説明できる方は少ないのではないでしょうか。

家族葬の葬儀に参列する、または家族葬で葬儀を行いたいと考えている方は、まず「家族葬」を少し整理してみましょう。

 

一般的に、家族や親族、親しい友人など限られた参列者で行われるお葬式を「家族葬」といいます。

しかし、実は家族葬には厳密な定義はなく、誰をどこまで呼ぶかなどの明確な範囲やスタイルに決まりはないのです。

 

なお、家族葬が普及する以前に広く行われていた葬儀を「一般葬」といいます。

家族葬と違って多くの関係者に周知され、参列人数の多い大規模な葬儀となる傾向にあります。

 

家族葬や一般葬との違いについては下記コラムでもご紹介していますので、あわせてご覧ください。

家族葬とは?参列人数や流れ、メリット・デメリットを解説

【家族葬と一般葬】の費用とメリット・デメリット

 

 

【参列者側】家族葬のマナー

家族葬の参列マナーについて、参列者側のマナーについてみていきましょう。

 

参列の判断について

前述のとおり、家族葬の参列者の範囲に決まりはないものの、一般的には近親者のみで執り行われます。

そのため、家族葬に参列しても良いかどうかは、喪主やご遺族の意向に沿う必要があるのです。

 

ご遺族から直接葬儀の案内があった場合

知人の葬儀が家族葬で行われるとご遺族より直接連絡があった場合は、参列することは可能かどうかの確認が必要です。

ご遺族が返答に困っているようでしたら、こちらより「参列は家族・親族のみですか?」と聞くようにしましょう。

一般参列を断っているようでしたら辞退するのがマナーです。

 

なお、家族や親族中心の家族葬ですが、親交の深かった自分にぜひ参列してほしいとのことであれば、お受けしましょう。

その際は、共通の友人に声をかけて問題ないかを確認することも必要です。

承諾なしに多くの方に参列を募ることは、遺族の意にそぐわない可能性もあります。

 

おくやみ欄に掲載されて葬儀を知った場合

家族葬と事前に聞いていたものの、おくやみ欄に通常の葬儀の掲載がされていた場合は、参列が可能です。

おくやみ欄は不特定多数の方にお知らせして「ご都合が許される方はご参列ください」という意味です。

 

掲載された段階で会葬者の制限のない「一般葬」の扱いになります。

 

訃報や葬儀の連絡がない場合

訃報や葬儀を執り行う旨の連絡がない場合は、葬儀への参列は控えましょう。

また、訃報や葬儀の案内が手紙で届いたものの、葬儀参列不要の記載がある場合も、同じく参列は控えます。

 

家族葬に参列する場合のマナー

家族葬に参列する際には、次の点に気をつけましょう。

  • 服装は準喪服や略礼服(ブラックフォーマル)を着用する
  • 香典・供花・供物不要の案内がないか確認する
  • 受付がない場合はご遺族に直接お悔やみの言葉を伝える
  • ご遺族からの食事の誘いは受ける
  • 参列者以外に家族葬を執り行うことを言わない

 

服装は家族葬も一般葬も同じです。

参列する際は準喪服や略礼服などブラックフォーマルを意識しましょう。

 

家族葬では香典や供花、供物を辞退される場合も多いです。

事前に辞退の案内があった場合は、用意をしなくても大丈夫です。

香典を辞退するなどして葬儀場に受付が設置されていない場合は、通常であれば受付で伝えるお悔やみの言葉を、直接ご遺族に伝えましょう。

 

葬儀のあとには親族など近しい人たちで食事会を開くケースがあります。

もしご遺族から食事の誘いを受けた場合は、ぜひ誘いを受けて、故人様をともに偲びましょう。

 

なお、家族葬に参列することは、参列者以外には伝えないのがマナーです。

万が一、ご遺族が参列を依頼する予定がなかった人が葬儀のことを知ってしまうと、葬儀に参列したり自宅へ弔問に訪れる可能性があります。

ご遺族にとって大きな負担となるため、参列者以外には口外しないようにしましょう。

 

なお、葬儀では使ってはいけない言葉というものがあり、家族葬でも気をつけるべきマナーの一つです。

詳しくは下記コラムでご紹介していますので、あわせてご覧ください。

葬儀で使ってはいけない言葉とは?忌み言葉や注意点を確認

 

家族葬に参列しない場合のマナー

家族葬に参列しないからといって、葬儀前にお悔やみの電話をしたり自宅へ弔問に訪れたりするのは、ご遺族にとって大きな負担となるため、避けるべきです。

 

なお、ご遺族から了承をいただいた場合は、自宅へ弔問が可能です。

自宅ではお骨用の祭壇は通常49日まで設置されていますが、10日~2週間以内に伺うことをおすすめします。

 

ただし、ご遺族は葬儀の疲れが癒えていなかったり、自宅で多くの訪問者の対応で疲労していたりするかもしれませんので、伺った際には長居しないように配慮しましょう。

家族葬に参列しない場合の香典はどうすべきかという点については、こちらのコラムをご参考ください。

家族葬に参列しない場合の香典はどうする?香典以外の弔意の示し方、注意点も

 

 

【ご遺族側】家族葬のマナー

家族葬を執り行う際、ご親族の中にも家族葬に理解を示していただけなかったり、後日呼ばれなかったことに不満を抱いたりする方もいます。

そのため、家族葬を行う際は、ご遺族もいくつかのマナーを知っておくことが大切です。

 

まずは、どんなスタイルの葬儀にするのか明確にして、親族などに相談することが大切です。

親族や知人・友人に連絡する際にご自分たちがどのような葬儀スタイルで行うか決まっていなければ、訃報の連絡を受けた方が参列して良いのか悪いのか困惑してしまいます。

どのようなスタイルの家族葬を行うかルールを決めましょう。

 

主に、家族葬には下記のような葬儀のスタイルがあります。

  • 同居の家族だけで行う
  • 家族と親族のみで一般の方はお断りする
  • 親しい友人にも参列してもらう

特に同居の家族だけの場合は、故人の兄弟などの理解が得られない場合があるので、中心的な親族に相談した上で決定したほうが良い場合があります。

次に、参列をお願いする場合と参列を遠慮していただく場合の、ご遺族のマナーをみていきましょう。

 

家族葬の参列をお願いする場合のマナー

家族葬に参列してほしい場合は、まずは電話やメールで訃報を伝えましょう。

 

その際に、「家族親族で行う葬儀ですが、特に親しかった○○さんだけには参列いただきたいので、ご都合が良ければぜひお願いします。」と参列していただきたいことをお伝えします。

また、参列されると困る方に伝わることのないよう、「他の方にはお知らせしないようにお願いします」と付け加えたほうが良いでしょう。

 

その後、日程や場所が決まり次第、再度連絡をしてぜひ参列してほしい旨を伝えます。

もし、香典や供花・供物などを辞退する場合は、このときにあわせて伝えましょう。

 

家族葬の参列を遠慮していただく場合のマナー

家族葬への参列を遠慮していただく際は、言葉を濁さずはっきりと伝えることが大切です。

 

例えば同居の家族のみで行うことになった場合でも、親族にはその旨の意向をはっきりと伝えます。

葬儀後に「なぜ知らせてくれなかったのか」といわれる場合もあるので注意が必要です。

 

知人などにお知らせする場合も、明確に伝えましょう。

「家族葬で行うことにしました」とだけ伝えるのではなく、「葬儀は家族親族で執り行うことになりましたので、参列はご遠慮いただきますようお願い申し上げます」と明確に伝えるようにします。

 

 

家族葬のマナーと気遣いを確認しておこう

一般的に、家族や親族、親しい友人など限られた参列者で行われるお葬式を「家族葬」といいます。

家族葬では、参列者とご遺族の双方に、守るべきマナーがあります。

 

参列者のマナーとして、家族葬に参列しても良いかどうかは、喪主やご遺族の意向に沿いましょう。

参列する場合に覚えておきたいマナーは以下の通りです。

  • 服装は準喪服や略礼服(ブラックフォーマル)を着用する
  • 香典・供花・供物不要の案内がないか確認する
  • 受付がない場合はご遺族に直接お悔やみの言葉を伝える
  • ご遺族からの食事の誘いは受ける
  • 参列者以外に家族葬を執り行うことを言わない

 

参列しない場合、葬儀前にお悔やみの電話をしたり自宅へ弔問に訪れるのは避けましょう。

ご遺族から弔問の了承をいただいた場合は、10日~2週間以内に自宅へ弔問します。

 

ご遺族側として家族葬の参列をお願いする場合は、電話やメールで訃報を伝え、日程や場所が決まったら再度連絡をしてぜひ参列してほしい旨を伝えます。

香典や供花・供物などを辞退する場合も事前に伝えましょう。

 

家族葬の参列を遠慮していただく場合は、言葉を濁さずはっきりと伝えることが大切です。

 

群馬県前橋市・藤岡市・高崎市・多野郡のお葬式・葬儀・家族葬なら、ベルセレモニーにおまかせください。

地元に密着したさまざまなスタイルや立地条件を満たした葬儀場をご用意していますので、お気軽にご相談ください。

 

この記事を書いた人

専務取締役林 啓嗣

大切な方との別れは、悲しみと同時に、家族の絆を深める貴重な機会です。私たちは、ご遺族の想いに寄り添い、故人様との別れを心豊かに過ごせるよう、お手伝いさせていただきます。

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