#家族葬 #葬儀
こんにちは。前橋市・藤岡市の葬儀社 ベルセレモニー一級葬祭ディレクターの林啓嗣です。
「葬儀費用は高そうだけど、いくらかかるのか具体的にはよくわからない」と思っている方も多いのではないでしょうか。
最近は、しっかり見積もりを確認してから契約するケースがほとんどで、金額も明示されていることが多いので安心してください。
とはいえ、葬儀は決して安いものではないので、費用はできるだけ抑えられると良いですよね。
そこで今回のコラムでは、家族葬の費用を安く抑えるためのコツを紹介します。
家族葬の費用目安や葬儀費用の内訳、葬儀費用を考える際の注意点などもあわせてお伝えしますね。
目次
家族葬の費用を安くする方法
家族葬とは、家族や親族、ごく親しい友人など、限られた参列者のみで行う葬儀です。
親戚や会社関係、地域の方などたくさんの方が参列する一般葬とは異なり、基本的にはお呼びした方のみの参列となります。
家族葬の費用を安く抑えるには、こんな方法がありますよ。
複数の葬儀社から見積もりを取って選ぶ
葬儀のプランや費用は葬儀社によって異なるため、複数の葬儀社から見積もりを取って比較検討するのがおすすめ。
見積もりを見比べることで、料金相場はどのくらいか、不要なサービスが含まれていないかといったことに気付けます。
ただし、亡くなってから葬儀社を選ぶ場合は、複数の葬儀社に見積もりをお願いして、比較する余裕はあまりないものです。
生前に葬儀社選びを進めておくことも検討してみると良いでしょう。
葬儀の規模を縮小する
葬儀の規模が大きいほど費用は高額になります。
お呼びする人数を抑えて少人数の葬儀にすれば、会場費が抑えられたり、会食の人数が減ることで飲食費を抑えられたりする可能性があります。
ただし、家族葬で呼ぶ範囲や人数に決まりはなく、家族葬だからといって必ずしも少人数になるとは限りません。
また、お呼びしなかったことで「私も最後のお別れをしたかった」という思いをさせてしまう可能性もあります。
家族葬で葬儀にお呼びする範囲や、呼ばない場合の対応などをこちらのコラムでまとめていますので、あわせて参考にしてみてください。
オプションやグレードを抑える
葬儀内容を見直すことで費用を抑えられるケースもあります。
例えば、祭壇や棺、供花、食事などは、複数のグレードの中から選べることが多いので、グレードを抑えたり、オプションを付けないようにしたりすることで、葬儀費用を安く抑えられるでしょう。
葬儀会場についても、市区町村が運営する公営斎場は使用料が安く設定されています。
会食をしない
葬儀では通夜や火葬のあとに、「お斎(おとき)」や「精進上げ」と呼ばれる会食を行います。
この会食は省略しても問題ないため、会食をせずに解散をすればそのぶん費用を抑えられるでしょう。
ただし、この会食は故人を偲ぶための時間でもあります。
参列者によっては会食がないことを、「さみしい」と感じてしまう人がいるかもしれません。
会食を省略する場合は、事前に説明をして理解を得ておきましょう。
近年は感染症の影響を理由に、会食を省略することも多いです。
お斎をしないかわりに、持ち帰り用の弁当や返礼品を用意することもあり、そちらのほうが費用が抑えられそうであれば、検討してみても良いでしょう。
無宗教葬にする
無宗教葬とは、僧侶を呼ばず、読経などの宗教的な儀式を行わない葬儀形式です。
故人が好きだった音楽や生前のメモリアル映像ビデオを流すなど、自由な形式で故人を偲び、見送ります。
僧侶を呼ばないことで、お布施など寺院へお渡しする費用をかけずに葬儀を行えます。
ただし、こちらも一般的な葬儀で見送りたいという親族への説明や理解が必須です。
また、代々お付き合いのある菩提寺がある場合、僧侶を呼ばずに無宗教葬をすると、菩提寺のお墓に納骨できない可能性があります。
葬祭費の補助金を申請する
故人が加入している国民健康保険や社会保険、共済組合などから、葬儀や埋葬にかかる費用の補助として葬祭費を受け取ることができます。
金額は自治体や加入している団体によって異なりますが、おおむね1万円~7万円程度です。
家族葬の費用目安は?内訳も紹介
2024年に鎌倉新書が行なった「第6回お葬式に関する全国調査」によると、家族葬の費用総額は平均105.7万円。
回答内で一番多い価格帯は60万円~80万円でした。
一方で、一般葬の総額は平均161.3万円、回答が多い価格帯は120万円~140万円という結果に。
家族葬だからといって必ず一般葬よりも安いとは限りませんが、家族葬は参列者が限られるため葬儀規模が小さい傾向があり、葬儀費用も一般葬より安いと考えられます。
葬儀費用の総額平均と内訳
なお、一日葬や直葬も含めた総額平均は118.5万円で、内訳は以下のようになっています。
基本料金:75.7万円
斎場使用料、火葬場使用料、祭壇、棺、遺影、搬送、安置など。
葬儀プランや、斎場の広さ、祭壇、棺、遺影のグレードなどによって価格が決まります。
飲食費:22.7万円
通夜後や火葬後の会食費用。
葬儀の参列人数が増えるほど、費用がかかります。
返礼品:22.0万円
香典返しの費用。
お返しを渡す人が多いほど、費用がかかります。
僧侶にお渡しするお布施
読経をお願いする僧侶へのお礼としてお布施をお渡ししますが、これは葬儀者へ支払う代金とは別になります。
お布施の金額には決まりはありませんが、相場は20万円以上といわれており、内訳は「読経料」と「戒名料」に分かれます。
そのほか、「御膳料」や「御車代」も準備が必要です。
僧侶にお渡しするお布施の相場やマナーをこちらのコラムで紹介しています。
こちらもぜひご覧ください。
家族葬の費用の注意点
家族葬の費用を確認する際には、見積もりに含まれているもの・含まれていないものをきちんと理解することが大切です。
先ほどお伝えしたように、僧侶へお渡しするお布施は見積もりとは別に準備が必要ですし、見積もりで金額を確認したものの、あとから費用が変動する可能性がある項目もあります。
例えば、火葬までの日数や天候によってご遺体を安置するためのドライアイスの追加が必要になった、あとから香典をいただいたので返礼品の追加をしたといったケースが考えられます。
家族葬は葬儀への参列者を限定しているため、葬儀に参加できなかった方が自宅へ直接弔問される可能性があるのです。
また、葬儀への参列者が少ないぶん、いただく香典が少ない可能性もあります。
香典を葬儀費用にあてるのは一般的ですが、全てを賄えるわけではないことを念頭に置いておきましょう。
家族葬は規模やグレードを抑えると費用を安くできる
家族葬とは、家族や親族、ごく親しい友人など、限られた参列者のみをお呼びして執り行う葬儀の形式です。
家族葬の費用を安く抑えるには、複数の葬儀社の相見積もりを比較する、葬儀の規模を縮小する、オプションやグレードを抑える、会食をしない、無宗教葬にするといった方法があります。
葬儀規模の縮小や内容の省略をする場合は、家族や親族へ事前に説明をして、誰もが納得して参列できる葬儀を心がけることが大切です。
2024年の調査によると、家族葬の費用平均は105.7万円で、一般葬よりも安い傾向にあります。
ただし、葬儀の規模や内容によって費用は異なり、また、僧侶へのお布施など葬儀社の見積もりに含まれない費用もあるため、注意が必要です。
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