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葬儀における喪主の役割とは?務める人ややることを解説|群馬の葬儀・葬式・家族葬はベルセレモニー

葬儀の知識

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  • 葬儀における喪主の役割とは?務める人ややることを解説

    葬儀の知識
    2024年05月17日

    #葬式

    こんにちは。前橋市・藤岡市の葬儀社 ベルセレモニー一級葬祭ディレクターの林啓嗣です。

     

    葬儀における喪主の役割とはどのようなものなのでしょうか?

     

    なんとなく聞いたことはあるけれど、どのようなことをするのか具体的な内容についてはわからないという方も少なくないと思います。

     

    そこで今回は、葬儀における「喪主」役割についてお話します。

    喪主の決め方や喪主がやることなどをご紹介しますので、ぜひご覧ください。

    喪主

     

    喪主とは?誰が務める?施主との違いもご紹介

    葬儀を行う際、準備から葬儀終了後の事柄まで、遺族の中心となって取り仕切ることが喪主の役割です。

    とはいっても、全てを喪主一人で決定しなければいけないというわけではありません。

     

    葬儀では、準備段階から多くの事柄について検討し、決定する必要が生じます。

    遺族が話し合いながら葬儀の内容などについて決定していきますが、意見をとりまとめながら進めていくのが喪主の役割といえるでしょう。

     

    また、葬儀後にはさまざまな手続きを行う必要があるため、それらについても喪主が中心となって対応することになります。

     

    喪主を務める人

    喪主は故人と関わりが深い方が務めることが一般的です。

    故人の配偶者(夫や妻)をはじめ、故人の子どもや兄弟が務めることが多く、場合によっては故人の両親が務めることもあります。

     

    喪主を務める人について決まりがあるわけではありませんが、前述したように、喪主は葬儀を行うにあたって遺族の中心となって多くの事柄を決め、対応する必要があります。

    そのため、故人の意向や故人についての詳細な情報を把握している方が務めることをおすすめします。

     

    故人の配偶者は最初に喪主の候補となるケースが多いですが、病中や高齢などの理由によって務めることが難しい場合もあります。

    その場合、喪主の名前は配偶者としておき、子どもが施主となって、喪主の役割を代行するという方法をとる場合もあります。

    故人に配偶者や子どもがいないようでしたら、故人の両親、兄弟姉妹、甥姪といった親族の中から、血縁関係が近い順や親交が深い順に候補となるケースが多いようです。

     

    中には故人が遺言で喪主を指名している場合もありますので、その場合は可能な限り遺言に従うようにします。

    しかし、やむを得ない事情などで指名された方が務められない場合は、他の方が務めても問題はありません。

     

    なお、近年は故人に親族がいないというケースもあり、その場合は入所していた施設の関係者や友人などが葬儀を取り仕切る役割を担います。

    その際は「喪主」ではなく「世話人代表」や「友人代表」と呼ぶことが一般的です。

     

    親戚だけでなく施設関係者や友人もいないなどの理由から葬儀を取り仕切る人が決まらなければ、死亡地の自治体が火葬・埋葬を行います。

     

    施主との違い

    葬儀では、喪主のほかに施主という役割があります。

    葬儀にかかる費用を負担する役割を担う人のことを「施主」といいます。

     

    葬儀にかかる費用とは、葬儀社に支払う葬儀代金や、僧侶にお渡しするお布施です。

     

    一般的に葬儀費用の支払いは「喪主」が行うことが多いため、なぜ「施主」が必要となるのか疑問に思う方も多いかもしれません。

     

    実は、古い時代の葬儀においては、葬儀費用を支払う能力がない若い男性が「喪主」を務めるケースがありました。

    そのため、「喪主」とは別に費用を負担する「施主」という役割が必要とされていたのではないかといわれています。

     

    具体的にご説明すると、昔は家長が亡くなるとその家の跡取り息子が喪主となり、葬儀、お墓の管理、法要などを取り仕切っていました。

    ですが、跡取り息子がまだ若く、葬儀費用を負担できるほどの経済的余裕がないケースも少なくなかったことから、葬儀費用を負担する「施主」という役割が存在していて、現在でもその習慣が受け継がれていることが考えられます。

     

    現在、葬儀費用やお布施を用意する役割は喪主が担うことが多く、ほとんどの葬儀において、「喪主」と「施主」は同じ人物が務めます。

    しかし、中には「喪主」と「施主」を務める人物が異なる場合もあります。

     

     

    喪主の役割とは?

    葬式

    では、具体的に喪主はどのような役割を担うのでしょうか。

    ここからは、亡くなってから葬儀終了後までの喪主の役割について「逝去から通夜が始まるまで」「通夜から葬儀終了まで」「葬儀終了後」の3段階に分けてご紹介します。

     

    逝去から通夜が始まるまで

    故人様が亡くなってから通夜が始まるまでの喪主の役割をご紹介します。

     

    遺体の安置場所の決定

    以前は自宅で遺体を安置することが一般的でしたが、居住環境の変化などの影響で、現在では自宅安置が難しいというご家庭も珍しくありません。

    自宅での安置が難しい場合は、葬儀社の安置室などを利用して安置するケースがあります。

     

    葬儀社の決定と搬送依頼

    病院や施設などで亡くなった場合、遺体を安置場所に搬送する必要があります。

    一般的に搬送は、葬儀を依頼する葬儀社が行いますが、搬送と葬儀をそれぞれ別の葬儀社に依頼することも可能です。

     

    ですがその場合は、搬送料以外に使用した品物などの請求で割高となる可能性があるため、事前に葬儀社を決めて、搬送と葬儀を同じ葬儀社に依頼することをおすすめします。

     

    僧侶など宗教者への連絡

    菩提寺の僧侶などの宗教者による宗教儀礼を行う場合、宗教者に連絡をとりましょう。

    宗教者の都合に配慮して葬儀の日時を検討します。

     

    葬儀社と打ち合わせし、日時・内容・費用などを決定

    葬儀社と打ち合わせを行い、葬儀の日時や内容について決定します。

    この際、遺影にする写真や、遠方から来る参列者の宿泊についてなども打ち合わせを行います。

     

    不当な高額請求を防ぐためには、葬儀の内容を決定する前に見積書を確認し、記載されている金額以上に料金が発生することがないかどうか、確認することをおすすめします。

     

    親戚・友人知人・会社関係者などへの連絡

    葬儀の日時が決定した後、関係者に連絡を入れます。

    ごく近しい間柄の親族などには、葬儀日時が決まる前に一度連絡を入れる場合もあります。

     

    死亡診断書の記入と提出

    死亡診断書には本籍地を記入する必要があります。

    現在の運転免許証には本籍地が記されていないため、事前に本籍地を確認しておくことをおすすめします。

     

    通夜から葬儀終了まで

    通夜から葬儀が終了するまでの喪主の主な役割は次のとおりです。

    以下の役割のほか、通夜が始まる2時間ほど前に会場へ向かい、葬儀社と共に進行や配置の最終確認、返礼品のチェックなどを行います。

     

    座席数・席次の決定

    おおよその座席数と席次を決定します。

    席次は、祭壇に一番近い席を上座として、故人と血縁関係が深い方から順に座ります。

    一般的に、祭壇に向かって右側前列が喪主席です。

    席次に関してはトラブルの原因となる場合もあるため、親族でしっかり確認する必要があります。

     

    弔辞を読み上げる順番の決定

    弔辞を依頼した場合、読んでいただく順番を決めておきます。

    年長者から順に読むケースや故人とのお付き合いが長い順に読むケースがあります。

     

    弔電拝読の順番と拝読範囲の決定

    弔電拝読の順番を決めるとともに、多くの弔電が届いた場合には、拝読する範囲を決める必要があります。

     

    火葬場に同行する人数の確認

    火葬場に同行する参列者について明確な決まりがあるわけではありませんが、一般的にはごく近しい間柄の親族などが同行します。

     

    参列者や僧侶への挨拶

    葬儀の参列者や僧侶へ、下記のタイミングで挨拶を行います。

    • 会葬者の受付時
    • 通夜の閉式時
    • 通夜振舞いの開始時
    • 葬儀終了時または告別式時
    • 精進落としの席での開式・閉式時
    • 僧侶等宗教者の到着時とお布施やお礼を渡すとき

     

    僧侶などの宗教者にお布施・お礼をお渡しする

    宗教者にはお布施やお礼をお渡しします。

    お渡しするタイミングがわからない場合は、葬儀社に相談してみると良いでしょう。

     

    葬儀終了後

    葬儀終了後も、喪主にはいくつかの役割があります。

    ただし、喪主が必ず行わなくてはいけないというわけではないため、近しい親族で手分けをして行うのも良いでしょう。

     

    葬儀費用の支払い

    葬儀費用の支払いは現金払いのほか、銀行振り込み、クレジット払い、葬儀ローンなどがあり、葬儀社によって対応している支払い方法が異なります。

     

    役所関係の手続き

    葬祭費の受給手続きや健康保険証の返還など、役所関係の手続きを行います。

     

    弔問への対応

    葬儀に参列できなかった方が自宅にお参りにみえる場合がありますので、その際には対応が必要となります。

     

    香典返しの対応

    香典をいただいた方に対しては香典返しをご用意し、四十九日法要後にお渡しするかお送りします。

    近年では、葬儀当日に香典返しをお渡しする「即日返し」という方法をとるケースもありますが、その場合も、高額な香典をいただいた方に対しては改めて返礼品をご用意します。

     

    保険・年金・相続などの手続き

    生命保険、年金、相続などについて、必要な手続きを行います。

     

    各種契約の解約

    賃貸契約を結んでいた住まい、クレジットカード、スマートフォンなど、解約が必要となるものについて手続きを行います。

     

    供養の準備

    位牌、仏壇、お墓、納骨堂など、供養に必要となるものを準備します。

     

    忌日法要や納骨の準備・実施

    初七日や四十九日などの忌日法要の準備を行い、法要を営みます。

     

    初盆や年忌法要の準備・実施

    逝去から四十九日が過ぎた後、初めてのお盆となる初盆や、一周忌などの年忌法要の準備を行い、法要を営みます。

     

    喪主の役割について、葬儀の時や葬儀直後だけで終わると認識している人もいるかもしれませんが、仏壇やお墓の管理、年忌法要の開催などを含めると、数十年先まで務め続けなければならない役割を担うことになります。

    安易に決めることは避け、遺族がしっかり話し合って決めることが望ましいといえるでしょう。

     

     

    さまざまな役割を担う喪主のマナー

    喪主の服装は、通夜は略喪服、葬儀は正喪服が基本です。

     

    しかし、近年は略式礼服として、男性はブラックスーツ、女性はブラックフォーマルを着用するのが主流となっています。

     

    また、喪主の役割でもお伝えしましたが、参列者や僧侶への挨拶は喪主の大切な役割です。

    弔問を受けるときは、取り乱さないよう心がけましょう。

    言葉が出ないときは、深く黙礼するだけでも問題ありません。

     

    挨拶を行う際には、忌み言葉に注意が必要です。

    忌み言葉とは、「ますます」「度々」など繰り返すような重ね言葉や、「追って」「再び」など不幸が続くことを連想させる言葉のこと。

     

    使うことのないように、事前に調べて違う言葉に置き換えるようにしましょう。

     

    また、宗教によっても使わないほうが良い言葉があります。

    例えば仏教なら、「浮かばれない」「迷う」など成仏できないことを連想させる言葉は良くないとされており、神式やキリスト教では仏教用語を使うことはマナー違反とされています。

     

    ただし、挨拶は参列への感謝を述べるものなため、マナーはあくまで参考として、感謝の気持ちを伝えることを重視すると良いでしょう。

     

     

    喪主の役割を把握してスムーズな葬儀を

    葬儀を行う際、準備や実務について取り仕切ることが喪主の役割です。

    葬儀の内容について遺族で相談したり、葬儀後に実務処理を行ったりする際に、喪主が中心となって対応します。

     

    喪主は、故人の配偶者をはじめ、故人の子どもや兄弟が務めることが多く、場合によっては故人の両親が務めることもあります。

    いずれにしても、故人と関わりが深い方が務めることが一般的です。

     

    喪主は、亡くなってから葬儀終了後まで、さまざまな役割があります。

    不明な点があれば、葬儀会社に相談しましょう。

     

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    地元に密着したさまざまなスタイルや立地条件を満たした葬儀場をご用意していますので、お気軽にご相談ください。

     

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