葬儀の知恵袋(コラム)
- トップページ
- 葬儀の知恵袋(コラム)
- お墓を建てる時期やタイミングはいつ?
2021年6月6日(日)
お墓を建てる時期やタイミングはいつ?
お墓を建てる場合そのタイミングはいつが良いのでしょうか?
お墓を建てるタイミングは、亡くなった後に家族が建てる場合と、生前自分で建てる場合とでは異なります。
「お墓と納骨堂の種類。合葬墓(合祀墓)とは?」で納骨する場所の種類、「納骨の時期とその注意点」で納骨の方法を そして今回はお墓を建てる前提でのお話しをします。
●代々、一族で守るべきお墓
みなさんがご存知の通り、ほとんどのお墓は石材でできているため簡単には風化しません。子供の代、孫の代、そのまた後の子孫迄末永く存続を願ってお墓は残り続けます。
霊園によっては墓石周辺の除草などを行ってくれるところはありますが、基本はお墓周りの草むしりや墓石の清掃などはお墓を継いだ人がすべきです。手入れを怠ったお墓に親族がお墓参りに来た時はとてもがっかりされることでしょう。
やはり一族の中でお墓を守る人(家督を継ぐ人)がいる事はとても重要です。そのような人がいない場合は、墓を新たに建てることはお勧めできません。
そのような方はコラム「お墓と納骨堂の種類。合葬墓(合祀墓)とは?」をご覧ください。
●お墓は誰が建てるの?
一般的に「亡くなってから家族が建てる」場合と「生前中に自分で建てる」とどちらかになります。
以前は「亡くなってから家族が建てる」事が一般的ではありましたが、近年では少子化の影響もあるのでしょうか。「子供に負担を掛けたくない」または「自分で希望のお墓を建てたい」と、生前に建てる方が増えつつあります。
●お墓はすぐには建てられない?
お墓を建てる場合、完成には一定の期間が必要です。
例えばお墓を建てる土地。つまり墓苑(霊園・墓地)が市区町村で管理している公営墓苑の場合は抽選だったり、受付が年に1~2回しか行っていなかったりといつでも申し込むことができない自治体も多くあります。
一方、民間墓苑の土地のほとんどは随時受けつけているようです。
その他の土地としては、寺院の境内にお墓が建てることができる場合は、管理者である寺院に相談します。
土地の費用に関しては、場所やサービスによっても異なりますが、自治体運営よりも民間で運営しているほうが費用は大きくなります。
希望の場所が決まり区画の大きさによって墓石を石材店にお願いしますが、デザインをはじめ制作や設置に最低でも一ヶ月~二ヶ月かかる場合がほとんどです。
さらに雪が多く降る地方では、ほとんどの墓苑は雪に埋まってしまいますので冬季間にお墓を建てることはできません。
●お墓を建てるタイミングと注意点
・亡くなった後に家族が建てる場合
前述の通り、家族が亡くなり49日までにお墓を建てようと考えても難しいので、一周忌や三回忌などの節目に納骨ができるようなタイミングでお墓を完成させる方法もあります。
・生前中に自分で建てる場合
ご自分で生前中にお墓を建てようと考えている方は、元気なうちから準備することをおすすめします。具合が悪くなってから建てようとすると家族や周りの方に心配をかけてしましますので、そのような場合は、しっかりお話をして想いを家族に伝えましょう。
タイミングとしては退職記念や還暦・古希などの節目を利用して建てるとよいかもしれませんね。
亡くなったらお墓を建ててもらうために現金をのこした場合は「相続税」がかかりますが、自分でお墓を建てて亡くなった場合は相続税がかかりませんので、大きなメリットといえるでしょう。
●お墓ができるまでお骨はどこに置くの?
先にお話しした通りお墓はすぐに作る事はできません。葬儀後にお墓が完成して納骨するまでの間は自宅に置いていても法律(墓地、埋葬等に関する法律)上の問題はありません。
自宅に長期間置く場所がない。という場合は、菩提寺(お付き合いのあるお寺)などに一時的に預かってもらう事ができるかなど確認するとよいでしょう。
まとめ
・先祖代々伝わるお墓は家督を継ぐ者が代々管理していますが、新たに建てる場合は家督を継ぐ人または、お墓を守ってくれる親族がいるかなどを確認する必要があります。
・お墓を建てる土地を用意するには公営・私営がありますが、公営は比較的安価なため抽選になったり募集期間が限られていたりと時間がかかる場合があります。
・お墓は「亡くなってから家族が建てる」場合と「生前中に自分で建てる」場合がありますが生前中に建てることにより、墓石にかかる費用を遺すよりも相続税がかからないメリットがあります。
ベルセレモニーでは、資料請求をはじめ事前相談も随時受け付けております。
まず、24時間年中無休のフリーダイヤルへご連絡ください。
ご葬儀に関するお問い合わせはベルセレモニーへ
ベルセレモニー総合電話窓口