葬儀の知恵袋(コラム)

2023年8月24日(木)

  • 葬儀

ペット死亡時にやること7つ! 遺体の処置&火葬手続きと料金

ペット死亡時にやることを考えておかないと、突然の別れの際に戸惑ってしまうことでしょう。

実際にペット死亡時にやることは、

① 遺体を処置する

② 遺体を安置する

③ 火葬業者へ連絡をする

④ 遺骨の供養方法を検討する

⑤ 家族でお別れをして火葬する

⑥ 保険や会員サービスの解約手続きをする

⑦ 犬の場合は30日以内に死亡届を提出する

の7つです。

◆ペットが死亡した時にやるべきこと7つ

ペットが死亡してからやるべきことは全部で7つあるため、手順に沿ってご紹介いたします。

① 遺体を処置する

② 遺体を安置する

③ 火葬業者へ連絡をする

④ 遺骨の供養方法を検討する

⑤ 家族でお別れをして火葬する

⑥ 保険や会員サービスの解約手続きをする

⑦ 犬の場合は30日以内に死亡届を提出する

 

① 遺体を処置する

犬や猫は、亡くなってから2時間程度で死後硬直が始まるため、体勢を整えやすいうちに手早く遺体の処置を行わなくてはなりません。

 

死後は体液が出たり、糞尿が排泄されたりすることがあるため、ペットシーツやタオルの上へ横向きに寝かせます。

 

棺に納めやすいように、手足は内側へ寄せるように曲げてあげてください。ペットが眠っているような姿が理想です。

 

もし目が開いていたら、瞼を閉じて折り畳んだティッシュを乗せておきます。舌が出ていたら、口の中へ戻してタオルで口元を巻いて輪ゴムで止めておきましょう。

 

続いて、全身をウェットティッシュやブラッシングで整えて、体を清めてあげます。細かい顔周りなどは、コットンやガーゼで拭いてあげてください。

② 遺体を安置する

安置する場所は、遺体が腐敗しないように風通しの良い場所を選びます。寒い冬場以外は、エアコンを使用して室温を冷やしてあげてください。

 

棺にはキレイな段ボールを利用し、ペットシーツを底敷にするとよいでしょう。遺体を入れ、腹部を中心に保冷剤やペットシーツで巻いたドライアイスを置きます。

 

掛布団として、バスタオルやケットで体を包むと保冷効果が高まります。保冷剤は2~3時間おきにチェックし、ドライアイスは毎日交換するようにしてください。

③ 火葬業者へ連絡をする

ペットの遺体を安置したら、自治体の清掃窓口もしくは火葬業者へ連絡をしましょう。火葬方法は3種類あるため、相場料金ともども後述にて解説いたします。

 

家族で話し合って、後悔のない火葬方法を選択なさってください。

④ 遺骨の供養方法を検討する

火葬した遺骨の供養方法は、次の4種類があります。

  • 火葬先に委ねて処分や埋葬をする
  • ペット霊園やペット可の墓地へ納骨や埋葬をする
  • 自宅で遺骨を保管して供養する
  • 自宅の庭へ埋葬する

料金を安く済ませるには、火葬と同時に遺骨の行方を決めておく必要がありますが、ペットの遺骨はご自宅で供養することが可能です。

 

少しでも迷いがある場合は後悔しないよう、とりあえず火葬のみを行うことをおすすめします。

⑤ 家族でお別れをして火葬する

ペットは家族の一員のため、ご家族全員がしっかりとお別れをしてから、火葬を行ってください。

 

人間の火葬では、蘇生の可能性を加味して24時間経過しなければならないという法律があります。

出典:墓地、埋葬等に関する法律(厚生労働省)

 

ペットの火葬も焦る必要はありません。子供たちにとっても命の大切さを学ぶ機会になるため、家族揃ってしっかりとお別れをしてから火葬をなさってください。

 

火葬後、骨壷をご自宅へ安置する際は、湿気が少なく、転落しないように安定した家具などの上へ置いて供養します。

 

写真や好物を飾ったり、お線香を焚いたりして、毎日手をあわせて話しかけてあげると良いでしょう。

⑥ 保険や会員サービスの解約手続きをする

火葬が終わったら、ペット保険の請求や解約、加入していた会員サービスなどの退会手続きを速やかに行って、無駄な出費を防ぎましょう。

 

また、お世話になった動物病院やペットサロン、里親など、お付き合いのあった方たちへは、マナーとして訃報を知らせておくことをおすすめします。

⑦ 犬の場合は30日以内に死亡届を提出する

ペットが犬の場合にのみ、登録地の役所へ30日以内に死亡届を提出しなければならないため、ご注意ください。

 

犬鑑札と狂犬病予防注射済票も必要になり、死亡届には、犬の登録番号や死亡日などを記入する必要があります。

 

前橋市の場合

電子申請:ぐんま電子申請受付システム

連絡先:衛生検査課または各支所

電話番号:027-220-5777

参考:飼い犬が死亡したときの登録抹消の手続きについて教えてください(前橋市公式サイト)

 

藤岡市の場合

連絡先:環境課

電話番号:0274-40-2264

参考:犬の登録と狂犬病予防注射(藤岡市公式サイト)

ペットの火葬方法3種類とメリット&デメリット

泣いている女性と犬のイラスト

 

ペットの火葬方法は3種類あり、それぞれメリットとデメリットがあります。後悔しないようにしっかりと比較検討して、最適な方法を選んでください。

 

①自治体のゴミ収集を利用する

②民間の火葬場を利用する

③訪問火葬車を利用する

① 自治体のゴミ収集を利用する

メリット

デメリット

・料金が安い

・ゴミと一緒に焼却処分されることがある

・遺骨が返却されない

 

自治体によっても異なりますが、前橋市や藤岡市では、ペットの死体はゴミと一緒に焼却・処分されてしまうためご注意ください。

 

料金としては最も安い一方、処分された遺骨は取り戻せないため、ご家族の皆様にとって問題なく、覚悟がある場合にのみ利用するようにしましょう。

 

前橋市の場合

前橋市では、ペットの遺体を家庭ゴミと一緒に収集して焼却・処分します。六供清掃工場へ持ち込むか、個別収集も行っていますので、いずれかを選択してください。

 

区分

搬入先または連絡先

電話番号

手数料

受付時間

持ち込み

六供清掃工場

027-224-0130

1,050円

8時30分~11時45分

13時00分~16時30分

戸別収集

ごみ収集課

027-253-1009

2,120円

8時30分~17時15分

出典:小動物(犬・猫など)の死がい処理についてお知らせします(前橋市公式サイト)

 

藤岡市の場合

藤岡市では、ペットの遺体を引き取ってゴミと一緒に焼却・処分しています。清掃センターへ持ち込むか、地域指定のゴミ捨て場へ決められた日時に出しましょう。

 

区分

搬入先または連絡先

電話番号

手数料

受付時間

持ち込み

藤岡市清掃センター

0274-23-8305

1kgまで無料

1kgごと+20円

8時30分~11時30分

13時00分~16時30分

地域収集

藤岡市清掃センター

0274-23-8305

7時00分~8時30分

出典:犬、猫などの小動物の死体処理について(藤岡市公式サイト)

 

② 民間の火葬場を利用する

メリット

デメリット

・火葬や葬儀プランが豊富

・立ち会い火葬や遺骨の返却が可能

・料金がかなり高い

 

ペット火葬業者には、火葬施設や埋葬施設があるため、遺体の火葬や埋葬・納骨が可能です。料金プランや料金は業者によって異なるため、直接ご確認ください。

 

種類

料金

個別火葬

1万5,000円~6万円程度

合同火葬

5,000円~4万円程度

 

③ 訪問火葬車を利用する

メリット

デメリット

・自宅へ訪問してもらえる

・立ち会い火葬や遺骨の返却が可能

・日時を問わない

・料金が割高

 

ペットの遺骨は自宅で供養・埋葬することができます。火葬のみを済ませたい場合は、訪問火葬車を利用して自宅や近隣の安全な場所で火葬することも可能です。

 

種類

料金

個別火葬

1万4,000円~6万円程度

お任せ火葬

7,500円~4万円程度

群馬県のペットの死亡や火葬はペットメモリアルへご相談ください

弊社ベルセレモニーグループでは、ペットの火葬のお手伝いを行っております。

 

ペットメモリアル(お仏壇のおにし堂)

電話:0274-24-4111

 

ペットのご供養に最適な骨壷・お仏壇・位牌の販売から、愛犬・愛猫のオリジナル用品の製作も承っていますので、どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

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