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一周忌とは?準備や流れ、マナーを解説。|群馬の葬儀・葬式・家族葬はベルセレモニー

葬儀後の知識

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  • 一周忌とは?準備や流れ、マナーを解説。

    葬儀後の知識
    2024年05月13日

    一周忌とは、故人が亡くなった日から1年後に行われる法要のことです。

    また一周忌は、亡くなってからの1年を喪中とすることが多いため、この法要は遺族にとって大きな節目になると言えます。

    法要には、初七日、四十九日などの「忌日法要」もありますが、今回はその中でも重要視されることが多い「一周忌法要」についてお話します。

     

     

    「一周忌法要」は亡くなった日から1年後に行う法要

    一周忌法要とは、故人が亡くなった日から1年後に行われる法要のことです。基本的には、亡くなった翌年の祥月命日(しょうつきめいにち:亡くなった時と同じ月日)に行われますが、参列者の都合等を考慮して、祥月命日の前の土日などに行われることも多くなっています。

    一周忌法要には、遺族や親族、友人、仕事関係者など、故人と親しかった人たちが参列することが一般的ですが、コロナ以前と比べると参列人数は減少傾向にあります。ちなみに本来は、読経や焼香などの仏事を「法要」、法要とその後に行われる会食を併せて「法事」と呼びます。

     

     

    法要を行う理由

    「お葬式の時にお経をあげてお焼香もしているのに、お葬式後にも同じことをするのはどうしてだろう?」と不思議に感じている人もいると思いますので、ここでは法要を行う理由をご説明します。

    仏教には「輪廻転生」という教えがあり、人は亡くなった後、別の命に生まれ変わると考えられています。輪廻転生する世界は以下の6種類で、これを六道(りくどう)といいます。

     

    【六道】

    • 天 道 快楽に満ちた神々の世界
    • 人 道 私たち人間が住む世界
    • 修羅道 争いに明け暮れる世界
    • 畜生道 生きるだけで精一杯の動物の世界
    • 餓鬼道 乾きと飢えに苦しむ世界
    • 地獄道 最も苦しみの多い世界

     

    法要は、故人が六道の中で少しでも良い世界に生まれ変わることや、六道から解脱して浄土に生まれ変わることを願って行われます。故人がより良い世界に生まれ変わるために、遺された家族や親族が、仏教における「善行」を修めることが、法要を行う大きな目的となります。

    ただし浄土真宗では、「浄土真宗を信仰する人は、亡くなった後すぐに極楽浄土に往生することができる」と考えられているため、故人が六道をめぐることはありません。浄土真宗における法要は、故人がより良い世界に生まれるためではなく、遺された人々が仏法にふれるために行われます。

     

     

    一周忌法要の準備

    一周忌法要を行うためには、寺院への依頼や日程の決定など、様々な準備が必要となります。一周忌の準備について以下にご紹介します。

     

    寺院への連絡

    寺院に連絡し、日程などについて相談します。

     

    日程の決定

    寺院と相談した上で日程を決めます。前述したように、一周忌法要は故人が亡くなった日と同月同日に行われるものですが、その日が平日で親族が集まりづらいなどの理由から、命日よりも前の土日などに行うことも多くなっています。浄土真宗以外の宗派では、命日よりも後倒しして法要を行うことはせず、前倒しするか、祥月命日に行います。

     

    会場・会食の手配

    法要は一般的に、お寺、葬儀式場、自宅、ホテルなどで行われます。会場へのアクセスや、参列人数などを考慮して会場を決定しましょう。お寺で法要を行う場合、別途会食場所を用意し、仕出し料理等を手配することが一般的です。葬儀式場やホテルの法要プランを利用すると、会場と会食の手配を同時に行うことができます。

      

    参列者の決定と連絡

    もともと一周忌法要は、遺族や親族の他に友人や仕事関係者などを招いて行うことが一般的でしたが、コロナ禍となってからは近しい身内のみで行うケースも増えています。身内への連絡は電話で問題ありませんが、その他の参列者には案内状を送付することがマナーとなっています。 

     

    引き物の準備

    参列者にお渡しする引き物を準備します。引き物は、いただく香典の額にかかわらず、同じものを人数分用意しましょう。水引は黒白または双銀の結びきり(固結び)とし、表書きは「志」又は「粗供養」とします。

    金額の相場は3,000円~5,000円で、食べたり使ったりするとなくなる「消えもの」が適しています。

     

    供花・お供え物の準備

    供花やお供え物は法要当日に会場に届くよう手配するか、当日持参します。お供え物は引き物同様、線香やロウソク、果物やお菓子など、食べたり使ったりするとなくなるものが適しています。お菓子を選ぶ場合、個包装タイプで賞味期限が長いものを選ぶと、参列者が分けて持ち帰りやすく、衛生面でも安心できます。

    食べ物が適しているといっても、肉や魚など殺生を連想させるものは避けましょう。ネギやバナナなど匂いの強いものもNGです。

     

    お布施の準備

    僧侶にお渡しするお布施を準備します。お寺以外の場所で法要を行う場合は「お車代」を、僧侶がお斎(法要後の会食)を辞退された場合は「御膳料」をお渡しします。金額の目安は以下の通りです。寺院によりますので可能であれば事前に問い合わせておきましょう。

     

    【お布施の目安】

    • お布施 3万円〜5万円程度
    • お車代 5,000円~1万円
    • 御膳料 5,000円~1万円

     

    【お布施の包み方】

    半紙を使った中包みにお札を入れ、奉書紙(ほうしょし・ほうしょがみ)と呼ばれる和紙を、慶事の時の上包みの折り方にして納めるという方法が、最もていねいな形とされていますが、無地の白封筒を使用しても問題はありません。表書きには普通の黒墨を用い、「御布施」または「お布施」とします。

     

    【お布施の渡し方】

    切手盆と呼ばれる小さなお盆にお布施を乗せてお渡しします。切手盆が無ければ袱紗の上に置いてお渡ししましょう。 

     

     

    一周忌法要当日の持ち物

    施主(喪主)の持ち物

    一周忌法要当日に施主(喪主)が持参する持ち物は以下の通りです。

    • お布施
    • 御供物
    • 供花
    • 遺影
    • 位牌
    • 数珠
    • ハンカチ
    • ティッシュ
    • スマートフォンや財布など普段持ち歩いている物

     

    ※一周忌法要の際に納骨式も行う場合、遺骨・埋葬許可証・認印・卒塔婆・石材店に支払う費用・お墓に供えるお花と供物なども必要となります。

     

    一般参列者の持ち物 

    数珠や香典、ハンカチ、ティッシュ、財布などを持参します。不祝儀袋の表書きは「御香料」または「御供物料」とします。

     

     

    一周忌法要の流

    一般的に一周忌法要は以下の流れで行われます。

    • 施主(喪主)挨拶
    • 僧侶読経
    • 焼香
    • 僧侶による法話
    • 施主(喪主)挨拶
    • 会食

     

    ※上記は一般的な流れです。地域や宗派、寺院により異なる場合があります。 

     

     

    一周忌以外の法要とは

    一周忌以外にも多くの法要があります。ここでは、亡くなってから100日目までの間に行う「忌日法要」と、定められた年の命日に行う「年忌法要」、故人が亡くなってからはじめて迎えるお盆「新盆」に分けてご紹介します。

     

    忌日法要

    命日から四十九日法要までの間、7日ごとに行われる法要と、命日から100日目に行われる百箇日法要を「忌日法要」といいます。忌日法要の名称と行う時期は以下の通りです。

    • 初七日(しょなのか) 命日を1日目と数えて7日目
    • 二七日(ふたなのか) 命日を1日目と数えて14日目
    • 三七日(みなのか)  命日を1日目と数えて21日目
    • 四七日(よなぬか)  命日を1日目と数えて28日目
    • 五七日(いつなのか) 命日を1日目と数えて35日目
    • 六七日(むなのか)  命日を1日目と数えて42日目
    • 七七日(しちしちにち)命日を1日目と数えて49日目(一般的には四十九日と呼びます。)
    • 百箇日(ひゃっかにち)命日を1日目と数えて100日目

     

    忌日法要の中でも特に重要視されるのは初七日と四十九日です。四十九日法要は遺族や親族の他に、友人や知人を招いて行う場合もあります。初七日や四十九日以外の忌日法要は、同居家族や近隣の親族などが参列し、小規模に行われることが多くなっています。

     

    年忌法要

    定められた年の命日に行う年忌法要は、一般的に亡くなってから1年後の「一周忌」、2年後の「三回忌」、6年後の「七回忌」が重要視されています。年忌法要の名称と行う時期は以下の通りです。 

    • 一周忌  (亡くなってから1年後)
    • 三回忌  (亡くなってから2年後)
    • 七回忌  (亡くなってから6年後)
    • 十三回忌 (亡くなってから12年後)
    • 十七回忌 (亡くなってから16年後)
    • 二十三回忌(亡くなってから22年後)
    • 二十七回忌(亡くなってから26年後)
    • 三十三回忌(亡くなってから32年後)
    • 三十七回忌(亡くなってから36年後)
    • 四十三回忌(亡くなってから42年後)
    • 四十七回忌(亡くなってから46年後)
    • 五十回忌 (亡くなってから49年後)
    • 百回忌  (亡くなってから99年後)

     

    年忌法要は年月の経過とともに参列者を減らし、規模を縮小することが一般的です。十三回忌から二十七回忌は法要を行わないご家庭や、小規模な法要とするご家庭が多く、三十三回忌や五十回忌で弔いあげ(法要を終えること)とすることが一般的です。

     

    新盆

    故人が亡くなってから初めて迎えるお盆を「新盆」といいます。正確には、亡くなってから四十九日を過ぎた後、初めて迎えるお盆の法要です。例えば8月1日が命日であれば、その年のお盆は新盆とはならず、翌年のお盆が新盆となります。

     

     

    まとめ

    ・故人が亡くなった日から1年後に行われる法要を「一周忌法要」といいます。本来は祥月命日に行いますが、参列者の都合等を考慮して、祥月命日よりも前の土日や祝日に行われることも多くなっています。

     

    ・一周忌法要を行う際は、寺院への連絡や日程の決定、 会場・会食の手配、参列者への連絡など、様々な準備が必要となります。

     

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