ブログ
2023年7月24日(月)
- 葬儀のマナー
初めてのお盆
こんにちは。
一級葬祭ディレクターの林直哉です。
葬儀のマナーとはちょっと違いますが、もうすぐ8月なのでお盆の話を(^^♪
葬儀が終わってから初めて迎えるお盆を初盆(はつぼん)とか新盆(あらぼん・にいぼん)といいます。
故人様は葬儀において仏様に成るための準備をします。そして49日間の修行を経て仏様に成ります。「仏に成る」と書いて「成仏(じょうぶつ)」ですね!(※宗教・宗派によって解釈はことなります)
成仏されて「あの世」にいるわけですが、1年に1度帰ってくる期間があります。それがお盆です。その一番初めが新盆なのです。
一年に一度だけ帰ってくるので、この世の私たちは、久しぶりに会うご先祖さまに特別なおもてなしをします。それが盆棚(ぼんだな)です。
形は地域によっていろいろですが、お仏壇とは別に特別な場所(棚)を作って、お迎えします。そしてナスやきゅうりなどの野菜を備えるのは、その年収穫されたやさいを報告しているとも言われています。
13日にお迎えし、16日にお送りします。この期間、家族はご先祖様とともに家で過ごし、親戚も実家(本家)に集まったりしてにぎやかに過ごします。日本の良き風物詩ですね。
ちなみに、ディズニー映画の「リメンバーミー」はメキシコの「死者の日」をテーマにしたストーリーですが、日本のお盆によく似た文化です。ぜひ、見てみてください(^^♪ とても家族愛や家族を幸せにする気持ちになれる映画です。
仏教では、一周忌や3回忌のような回忌法要とは別に、毎年8月にお盆が来ます。これも供養であり、私たちが大切にしていくべき家族の絆です。
8月の特別な期間を大切にする日本人でよかったですね。
みなさまのご家族・ご先祖さまが良い時間を過ごされますように・・・。
閉じる